整形外科的Blog

整形外科専門医試験の内容なども含め、日々の臨床について整形外科的に徒然なるBlogを目指します。
整形外科専門医試験について 専門医試験に必要な本 その1

第85回日本整形外科学会学術総会に参加してきました!

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単位の関連で第85回日本整形外科学会学術総会に参加してきました。
http://www.joa2012.jp/
演者の皆様、運営スタッフの皆様、お疲れ様です。

今回の小休憩お勧めブースは、
1、Mizuho
2、Alpatec Spine
でした。
1、Mizuho 離れた場所にあるので人通りが少ないことと、お菓子とオレンジジュースで休めるのがポイントですね。
2、Alpatec Spine ここもわりと人通りが少なくてゆっくり休める感じでした。

講演自体は単位取得のため聴く感じだったので、あまり面白くない感じでしたがしょうがないですね。

業者のブースで目新しかったのは、
1、HAL ロボットスーツ レンタルで月20万円 
http://www.cyberdyne.jp/robotsuithal/
2、YDM こんなに手術用機材って安かったんですねー。
http://www.ydm.co.jp/
3、HOMER ION 京大 森谷先生の筋電気刺激によるリハビリ装置が実用化されました。機械はもう少しEasyにして、Ipadで遠隔簡単操作できればいいのにーと思いました。リハビリ対象は、中心頚髄損傷の下肢リハビリ、脳梗塞後リハビリなんかが一番良いんじゃないかなとか。今後標準化されていかないかなーと思っていますが、それはハードとソフト次第なんじゃないかと思いますよ。
http://www.homerion.co.jp/products/autotenspro_3.htm

あと興味があったのはVicon MXという3次元動作解析装置がありましたが、1000万円程度かかるので、日本でもまだあまり入っていないようですね。

それではみなさま良い学会を!

痛みの難民が発生する理由:診断のシステムエラー 第一部: いわゆるペインクリニックについて

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↑保存療法で有名な先生は少数かと思います。

痛みの難民が発生する理由:システムエラー 第一部: いわゆるペインクリニックについて

 治療可能な痛みの原因が見つからない人で、痛みの程度が強い人は、最終的にペインクリニックに紹介することとなります。
 ペインクリニックの位置づけは、”本当に何もできなくなった人たちに対して痛みだけとる治療をする。”といった位置づけなんだけれど、この分野はしっかりと分野として確立していない印象があります。
 なぜ”確立できていないと言えるのか”というと、一人の整形外科医が判断して直せないと踏んでも、実は直せる痛みがたくさんあるからなのです。整形外科疾患は部位ごとに専門性も高く、そしてお互い関連しあっているのでなかなかやっかいです。あまりに必要な知識量が多すぎて整形外科の知識を吸収するだけでも整形外科医はおなかいっぱいになります。痛みの診断は時にとても難しい場合があります。痛みの治療について整形外科医同士でも異なる意見を持っている場合がほとんどでしょう。
 そしてその”痛みの診断”をするトレーニングやら技術やらをペインクリニックの専門家である麻酔科医の先生はノウハウとして上手に持っているとは実は言いがたいのです。たいていのペインクリニックの先生は紹介状を基に治療を開始して、自分での診断を避ける傾向にあります。麻酔科の先生なので、保存療法のトレーニングまで時間がなくてできないことが正直な部分かと思います。言いえて言えば、ペインクリニックの先生は痛みの治療の専門家であって、痛みの診断の専門家ではないことが多いです。

(これはあくまで個人的にまわった3つの大学病院で感じたことです。まず整形外科の保存療法に長け、整形外科の手術療法にも精通し、多種多様なブロックの手技ができるペインクリニックの先生。どなたかご存知ですか?かなり少数ですよね。)

つまり
・整形外科医は手術適用になる患者に興味があり、手術対象でない患者にはあまり興味がない。(ことが多い。)
・接骨院では手術できないので、柔整は手術療法には知識も興味もなく、保存療法にしか興味がない。(ことが多い。)
・リハビリ医は自分で診断を放棄して整形外科医の指示の基に動く。(ことが多い。)
・ペインクリニックでは診断をしない。(ことが多い。)

”痛みの診断自体できる人が少数で、痛みの治療がどう進むのか?”という問題です。

 システムエラーなんだと思うんだけどな。優秀な整形内科医や手術適応が決めれるプライマリーのリハビリ医がいないっていうことは。

 どこぞの大学講座に、整形内科を独立させるか、リハビリ科がプライマリーphysician始めるかしないとこの問題は解決しない気もします。もちろん、柔整に整形外科研修を必修にさせるとか、リハビリ医に手術必修にするとか、麻酔科医が整形外科を必修にするとか、教育プログラムの変更で対応できると思いますが、このような対応をしている医局はありますか?

 自分の診断能力が低いとかリハビリ医や麻酔科医や整形外科医が医局として認めるとは到底思わないから、この問題は絶対解決しないので、上手な開業医は今後もずっと儲かるんだろうなと思います。

しびれに結構効果的な薬が登場。リリカ(プレガバリン)はノイロトロピン、メチコバールの牙城を食い尽くすかどうか。

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そうです。リリカです。結構使えますよね!!リリカ、最初出たときは結構半信半疑、広範囲なレセプタブロッカなわけで、絶対変な副作用があるに違いないと思っていましたが、、
実際はNSAIDsよりも副作用低いかもしれないですね。
めまいの人が30%くらい出る印象(あくまで印象ですね。)がありますので、転倒されると厄介ですが、そういうのさえ注意すれば、とてもしびれや不定愁訴に効果的ないい薬に思えます。

そもそも、この人の痛み・痺れなんか絶対直らないだろうなとかたかをくくっていた人ほど意外に効いたりするので、既に外来の一手段としてなくてはならない存在ですね。

ただ、注意するのは、やはりめまい+転倒という整形外科医としては天敵ともよべる副作用と、
あとやっぱり、運動の悪循環連鎖にはまっている人には運動療法を適切に処方するほうが利くような気がしています。
診察である程度、運動療法でよくなるかどうかチェックして使っていきましょうね。
(あと腎排泄なのでCRFの人にも注意してくださいね。)

でもそもそもやっと学生のときにKatzung(薬理の教科書)に出てきてた薬が認可されるというのは、、薬の認可遅すぎですよ。。

リリカ(プレガバリン)
用法・用量:通常、成人には初期用量としてプレガバリン1日150mgを1日2回に分けて経口投与し、その後1週間以上かけて1日用量として300mg迄漸増する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日最高用量は600mgを超えないこととし、いずれも1日2回に分けて経口投与する。

副作用については
六号通り診療所所長のブログ
http://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2010-11-22
でよく説明されていました。

第24回整形外科専門医試験(2012年度)について 口答試験など

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筆記試験はまだみていないのですが、今年は筆記試験、口頭試験ともに難しかったようです。
特に口答試験は多分今年受けてたら不合格だったろうなという内容でした。

口答試験内容
・斜頚 (治療過程など)
・環軸椎回旋位固定(分類 治療 など)
・脊髄腫瘍(血管腫)(診断 治療など)
・先天性股関節脱臼(診断、治療など)
・肩腱板断裂 (診断、治療など)
・骨肉腫(診断、治療など)
・骨接合後の骨頭壊死

などが出たとのことでした。口答試験の情報などありましたら教えていただけたらと思います。
よろしくお願いいたします。

肩内視鏡画像がたびたび出題されているようなので、整形外科学会としては必修という認識なのだと思われます。数年後再度出題される可能性があるので、画像の勉強をしておく必要がありそうですね。

参考ページ
http://ameblo.jp/ryuuta19/theme-10048242569.html

参考にさせていただきました。ryuuta19先生ありがとうございます。

トラムセット(トラマドール+アセトアミノフェン)は強力な内服鎮痛薬です!!!

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最近、オピオイド認可が多くって、痛みのコントロールの幅が増えてきました。
少し前までレペタン(座)くらいしかなかったのに、、、

このトラムセットかなり強力で、多数の症例の腰椎椎間板ヘルニアを制圧しています。
最近ボルタレン座薬OrSRでさっぱりきかない症例に対してとても有効で、
かなり使える薬になっています!
(でもさすがに頚椎椎間板ヘルニアで効かない症例もあった!しつこいぞ!)
もちろん急性期の痛みがおちつけばNSAIDsに戻してますよー。

ただ、腸管が動きにくくなる人がいるので、下剤、緩下剤と一緒に処方してあげてくださいね☆


トラムセット
非がん性慢性疼痛:通常、成人は、1回1錠、1日4回経口服用する。服用間隔は4時間以上空けること。なお、症状に応じて適宜増減するが、1回2錠、1日8錠を超えて服用しないこと。また、空腹時の服用は避けることが望ましい。
組成

成分・含量(1錠中)
※1錠中の含有量は、トラマドール塩酸塩37.5mg、アセトアミノフェン325mg
添加物
粉末セルロース、アルファー化デンプン、デンプングリコール酸ナトリウム、トウモロコシデンプン、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、酸化チタン、マクロゴール400、黄色三二酸化鉄、ポリソルベート80、カルナウバロウ
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